201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709

  スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  2004年間ベスト~今年の10枚:R&B/SOUL編

 当ブログも参加している音楽サイト向けウェブリング=Japan Music Blog年間ベストを挙げよとの指令が出ました。うちでは昨年のように上位30-50作品を完全に順位づけした上で発表するつもりでいましたが、それをやっていると完全に機を逸してしまうのでとりあえずジャンル別での最優秀アルバム(これはすんなり決まった)を含む今年最も印象的だった10枚をセレクトしてみました。全部で四部構成の長編です。ここではまず一発目、R&B/SOUL部門を発表します。

今年の10枚:R&B/SOUL編
今年の10枚:HIP-HOP編
今年の10枚:ROCK/POP編
今年の10枚:番外編



■R&B/SOUL部門■

 Musicology

最優秀R&B/Soulアルバム:
Prince / Musicology

 その頂点を極めたD'Angeloが熱烈な殿下ファンとして知られるように、明らかにPrinceの影響下にあるNew Classic Soul~Neo Soulのムーヴメントや、Princeのアップデート版以外の何者でもないOutkast(Andre3000)の昨年のアルバム『Speakerboxx/The Love Below』がセールス・評価双方で大成功を収める様子を見ていて(Big Boiの"Ghetto Muzik"も"Loose"そっくり!)、殿下がチャート上位に登場する回数が激減したり、グラミー賞もまともに受賞していないことに言いしれぬ口惜しさを感じていたんですが、Andre3000やAlicia Keysらを始めとする新世代アイコンの熱烈なラブ・アピールもあって今作で久々の大ブレイク。

 ビルボード・チャートで10週以上TOP10内にランクされたのはコンサート・チケットとバンドルした作戦勝ちとも言えますが、大袈裟な装飾を押さえ気味にしたシンプルな音作りと構成で昨今の流行にある程度従いながら、相変わらずポップかつラジカルな殿下ワールドを展開した内容はまさしく天才のなせる技でした。今年は若手が80'sを彷彿とさせるサウンドで人気を博す一方、Anita Baker/Teena Mrie/Tears for Fears/Duran Duran/Morrissey/George Michael/The Cureなどかつて一世を風靡したアーティスト達が多数新譜を発表し、そのどれもが大きな成功を収めたまさに「80's リバイバル・イヤー」でしたが、その象徴とも言えるのが殿下であり、本作だと思います。



優秀R&B/Soulアルバム:

 TroubleStone LoveLet\'s Talk About It
 Beautifully Human: Words and Sounds, Vol. 2Mind, Body & SoulLyfe 268-192
 Rebel Soul MusicHappy People/U Saved Meリワインド

Akon / Trouble (Listen)
Angie Stone / Stone Love
Carl Thomas / Let's Talk About It (Listen)
Jill Scott / Beautifully Human : Words & Sounds Vol.2
Joss Stone / Mind, Body & Soul
Lyfe Jennings / Life 268-192
Martin Luther / Rebel Soul Music
R.Kelly / Happy People
Ricky Fante / Rewind
※Listen表記のあるものはフル試聴可能です。

 最優秀アルバムには超ベテランを選びましたが、今年のR&B/Soulシーンは有能な新人が大勢登場しました。Sam Cookeの再来という言葉も嘘ではないRicky Fante、英国の湿り気のある翳りとマイアミ・ソウルの陽気さの不思議な出会いを体現したJoss Stone、刑務所で音楽に目覚め独自のストリート哲学を簡素なプロダクションで披瀝するフォーキー・ソウルなLyfe Jennings、ラガ風味なサグ系R&BでHip-Hopヘッズも虜にしつつあるAkon、The Rootsにベタ惚れされツアーにも同行したフリーキーなPrince系アーティスト=Martin Luther。みな個性光る逸材ばかりで、今後が非常に楽しみです。

 また一時の勢いが落ち着き、安定期に入った感のあるNeo-SoulシーンではRicky FanteやJoss Stoneといった若手だけでなく中堅・ベテランからも力作が相次ぎました。中でもJoss Stoneのアルバムにも参加している苦労人=Angie Stoneの3rdソロはセルアウトにならない程度のキャッチーさをアートの中にそっと忍びこませた本年度屈指の名盤。その観音菩薩のような佇まいはNeo-Soulのビッグ・ママと命名したくなるほど。一方、体型も雰囲気もどことなく似ている中堅Jill Scottはライブ盤をはさんで2枚目となるスタジオ・アルバムをリリース。強く生きる現代女性像をしなやかにアピールし、久々に「これぞネオソウル!」と胸を張って言える見事な快作に仕上がっています。

 最後にメインストリームでは多難の時期を経て信仰に救いを見出したR.Kelly。ゴスペル・サイドの『U Saved Me』は安っぽい三文オペラじみた歌詞と彼の簡素なプロダクションが眠気を誘いますが、ダンス・サイドの『Happy People』はR流シカゴ・ステッパーズをアルバム一枚かけてあらゆる角度から表現した意欲作で前作『Chocolate Factory』の勢いそのまま。またBad Boy RecordsのCarl Thomasはヴィンテージ・クラスの高級感漂う喉にさらなる磨きをかけ、現代版『I Want You』と賞された4年前の前作をも軽く凌駕する素晴しいアルバムを届けてくれました。



Honarable Mentions:

Anita Baker / My Everything
Christina Millian / It's About Time
Daniel Austin / Confidence in You
Destiny's Child / Destiny Fulfilled
Mis-teeq / Scandolous
Raphael Saadiq / Ray Ray
Reggie Watts / Simplified
Roy Ayers / Mahogany Vibe
Teena Marie / La Dona (Listen)
Urban Mystic / Ghetto Revelations
Van Hunt / S.T.

今年の10枚:R&B/SOUL編
今年の10枚:HIP-HOP編
今年の10枚:ROCK/POP編
今年の10枚:番外編
スポンサーサイト

コメント

初めまして。

今年のR&Bシーンも秀作揃いだったんですね~。
Angie Stone、Carl Thomas、Jill Scott、R.Kellyといった中堅、ベテランの作品はチェックしていたんですが、新人も有望株多かったんですね。
この中ではJoss Stoneはいいと感じました。

ハジメマシテ、コメントありがとうございます。
中堅・ベテランは安心して手を出せますが、
新人はよくよく精査しないとハズレを引く可能性が
高いので敬遠しがちですよね。
上で挙げた他にもIndia Arieの男版と言われている
Anthony Davidとか気になってるんですがいまひとつ
購入に踏み切れていません(゜ー゜;Aアセアセ
Akonはメンストよりのサウンドですが、
Lyfe、Ricky Fante。Martin LutherはみなNeo-Soul
的な音作りなのでAngie StoneやJill Scottが
お好きなら結構イケルと思います。
機会があれば是非お試し下さいね。

確かに今年は試聴できる時間がとれなかったので新人を見逃してました(汗)。

オススメありがとうございます。
ネットで音源ないかまず探してみますね。

こんばんはご参加&TBありがとうございます。
最近のシーンには疎くなっているのでこちらのエントリは参考になります。
最近のPrinceいいですね。一時期聴かなくなっていたのですが、このところの好調ぶりに感心しています。
売れ線に走らず真摯な音を追求している感じがいいですね。
JillとAngie、Carl全て買い忘れてました。今から買わなければ。

この中だとCarl ThomasとRaphael Saadiqのが好きでした。
聴いてないものが結構あるので参考になります!
R&B/HIPHOP関係は年末にもいろいろ良いものが出てきてますね?
最近だとO'jaysとGerald Levertの最新作でもステッパーズを取り入れていてニヤリとさせられました。

>Black Pepperさん
Akonは記事中のリンクからフル試聴できますよ(^o^)
Lyfe Jennings, Ricky Fante, Martin Luther
なんかはアマゾンかオフィシャルサイトが一番かも。
次点に挙げましたUrban Mysticも60年代ソウルと
コンテンポラリーサウンドが融合していて
なかなかよろしいです。

>JMさん
Princeがシーンに戻ってきてくれたのは嬉しいですね。
表舞台には出なくてもほぼ毎年良質なアルバムを
届けてくれてましたけど、こうして世間一般まで
浸透してくれないと物足りなくて。
今年は殿下、蟹江、Katie Melua(英国で売上げ年間四位)
とかなり王道なセレクションになりましたけど、
ボクとしては売れるべき物、評価されるべき物が
しかるべき見返りを受けた結果だと思ってます。

>DeLa★さん
O'Jaysはいいらしいっすね。チラっと聞きましたけど
どうしても若い人に興味が向いてしまうのでまた
改めてチャレンジしたいと思います。
Gerald LeVertの新作はいまネットでフル試聴できますが
なんとなくゴスペルっぽいかな?と思いました。
ステッパーズに気をつけてこちらもまた聞いてみたいと思います。
DeLa★さんと言えば、デラソウルの新譜もいいですね。
いまごろじわじわきました。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://soulkid.blog2.fc2.com/tb.php/1-4237bf6c

 | HOME | 





RECENT ENTRIES

CATEGORIES



MONTHLY

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

魂先生

魂先生

好きなアーティスト


  • RSS 1.0
  • FC2Ad



      
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。