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  Audioslave / Out of Exile

B00097DX3U Out of Exile
 Audioslave

 
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トム・モレロのギタープレイにジミヘンの幻影を見た!

スーパーバンド Audioslave の 1st は決して悪い出来ではなかった。しかし歌メロが異常な高音に偏るなど何処かぎくしゃくしていたし、バンドも Rage Against the Machine 時代とほぼ変わらないファンキーなミディアム調の演奏に終始。稀代のアジテーターMC=Zack de la Rocha から ブルージーな枯れた味わいをもつ正統派シンガー Chris Cornell への電撃交代にバンド側が上手く対応しきれていない。そんな印象がどうも拭えなかった。しかしあれから3年ぶりとなる本作は2枚目のジンクスどころか、最高にスリリングでパワー漲る傑作に仕上がっている。

最大の変化はラップではなく歌を活かすアレンジへのスイッチングだ。とりわけ Tom Morello の功績は大きい。ヘアーメタルが死に絶えた90年代、Tom が電気ノイズを有効活用した奇抜なプレイで数少ないギターヒーローのひとりとして不動の地位を築いたのは周知のとおり。しかしレイジ時代は Zack のラップに合わせた効果音的なプレイが多く、普通の歌モノをやる実力については未知数だった。敢えて言うなら前作における彼のプレイは Chris の歌を数多くの場面で邪魔しており、及第点に達していなかったと言ってもいい。しかし本作では変態的なメカニカル・ギターで目一杯楽曲の内部構造を攪乱しつつも引くべきところは引き、オーソドックスなプレイを要求される部分では極めてわかりやすいリフやソロを弾いている。こうした臨機応変な対応を耳にして、ジミヘンにすら肉迫する”凄味”を感じ、体が震撼した。

もちろんレイジ時代に深甚にして強靱なグルーヴを支えたリズム隊も健在だ。ベースの Tim C はギターがシングルノートになるとがブーミーなサウンドで弾きまくって間隙を埋め、あうんの呼吸でサウンドの希薄化を防いでいる。ドラムの Brad Wilk は重戦車が放つ大砲のようにずどんずとんと鼓膜を刺激し、ファンクネスより疾走感を大切に演出している。

前作では漠然と違和感の残ったメロディーも飛躍的に充実。Aメロは抑え気味でBメロで加速し、サビで一気に弾けて昇天するという、王道ロックの公式を素直に適用している。バンド演奏自体が超個性的なのだから、歌まで変にいじらなくて正解。これにより Chris の卓越したボーカル力が最大限に引き出され、どの曲も生き生きと魅力的になった。アルバム構成も勢い盛んなパワーナンバーに始まり、雄々しい陽性バラードで締めるという、ストレートで思い切りの良いものとなっている。最後の最後にマイナーコードでじゃら~んと終わるのも実にいなせだ。

グランジロックとラップメタルという、かつて”傍流”と呼ばれた90年代を駆け抜けた二大潮流の大激突。ファースト発売以前には一度 Chris が脱退し、興奮が一転して悲嘆になってしまったこともあった。しかし彼らは困難を乗り越えて再び結集し、2枚目となる本作で遂に爆発的な化学反応を引き起こすことに成功した。歴史的な一枚になるかもしれない。

フル試聴@MySpace.com
アルバムを最初から最後まで聴けます(引用元:いかんともしがたいさん)

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コメント

RE:

先々週、買いましたよ~。
でもグランジが駄目だった私には、なじむのに時間がかかりました(汗)
あとで私なりの感想をブログに書こうと思ってます☆

RE:p-parkさん

お久しぶりです。
Audioslaveはグランジというより
正統派ハードロックに近いので
グランジ以前の世代でも馴染めると思います。
p-parkさんのレビューも楽しみにしてます^^

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audioslave

2005年6月JPにてリリースされた『audioslave』の『out of exile』を一押し[:CD:]『audioslave』は、クリス・コーネル(vo)、トム・モレロ(g)、ティム・カマフォード(b)、ブラッド・ウィルク(dr)の4人組BAND[:男:]『rage against the machine』の元メンバーと1996年に

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