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  O.C. / Starchild

B0006OJ6R8 Starchild
 OC

 
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Lord Finesse, Back Wild, Fat Joe, 故Big Lらを要するNYヒップホップ界の伝説的なクルー= D.I.T.C.(Diggin In The Craits) の一員でもある地味渋ラッパー O.C. が放つ久方ぶりの復帰作。結局本国アメリカではサンプリングクリアランスの関係でお蔵入りになってしまったものの、日本では昨年暮れに、そして英国では今年5月に無事リリースされた。ソロ1、2作目にあたる『Word...Life』『Jewelz』の2枚は裏『Illmatic』とも言えるほどあの空気感をそっくり受け継いだ内容でカルトクラシック化しているが、通算4枚目となる本作でも時流には脇目もふらずひたすら我が道を行100%O.C.印な仕上がり。DJ Revolution、Soul Supreme らが手がけるトラックは心持ち音がレコード面に張り付いてるような立体感に乏しい印象があるものの、コスリがふんだんに入れられ90年代半ばのドープでリアルなサウンドを体現。フルート、マリンバ、フェンダーローズなどチル&イルな素材ももちろんフル装備だ。

冒頭の4曲ほどは O.C. がシーンへのカムバックを高らかに宣言し、ラップ界の預言者だ教授だなどと威勢良くタイトにライムしていく挨拶代わりの内容が続く。しかし決して押しつけがましい風ではなく、”俺は俺でしかない”という唯我独尊的なノリがやはり彼らしい。ラストに哀愁のピアノソロが入る M6 "Ya Don't Stop" は俺もお前らも前進あるのみというポジティブなメッセージを持ったメロウファンク。どこか80年代風なリズムボックスで組立てられた M7 "Story to Tell" は親から受け継いだ選ばれし者の強靱な遺伝子を誇らしく喧伝。「人生は雨のようなもの/思索はそれを遮る傘だ」というラインが渋く光る。少年風のコーラスが「We used to play in the Rain~♪」とフックを歌う本作のハイライト M10 "Memory Lane" では貧困の中でも逞しく生き抜いた幼少時代から青春期の友情までを瞑想するようにライム。波のようにたゆたうストリングスがさらに感動を増幅させる。アッと驚くような展開はないものの、優秀な国家公務員のように堅実で期待を裏切らない盤石の本作。正式リリースが見送られたアメリカのヒップホップヘッズはお気の毒様と言うほかない。
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コメント

RE:

スターチャイルドと言うとどうしてもPファンクのほうが先に浮かんでしまいます^^;

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