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  2004年間ベスト~今年の10枚:ROCK/POP編

 オルタナソウルエイリアンが選ぶ2004年間ベスト。R&B/Soul編、Hip-Hop編ときまして最後はRock/Pop(及びその他)編です。

今年の10枚:R&B/SOUL編
今年の10枚:HIP-HOP編
今年の10枚:ROCK/POP編
今年の10枚:番外編



■ROCK/POP部門■

 Call Off the Search [CD #1]

最優秀ROCK/POPアルバム
Katie Melua / Call off the Search

 Katie Meluaはここ数年世界で最大のレコードセールスを誇る歌姫=Norah Jonesに対抗すべく、Art Garfunkel "Bright Eyes"の作者として、また美人ストリングス・カルテット=Bondの仕掛け人として知られる英国のプロデューサー=Mike Battが見出した弱冠19歳の美少女シンガーです。Norah Jones同様、多種多様な音楽が有機的に絡み合った新世代ジャズ・シンガーといった趣ですが、よりRock色、Blues色が強く、Joni Mitchell、Rickie Lee Jones、Maria Muldaur、Phoebe Snowなどと共通する凛とした佇まいと、初々しさの残る小悪魔的ヴァイスが彼女の最大の魅力でわたしはもう骨抜きにされてしまいました。

 アルバムはMike Battのペンによるオリジナルが6曲、Katie Meluaの自作が2曲、残り4曲がカバー(Randy Newman, James Shelton, Ella Fitzgerald, John Mayall)という構成ですが、白眉はRandy Newman"I Think It's Going To Rain"のカバー。多くのシンガーが好んで取り上げている名曲ですが、その不思議な世界観を19歳とは思えない解釈で、気怠く、しかし気品溢れる歌い口で見事自分のものとして、何度聴いても思わず目頭が熱くなります。特にこの曲の「Humankindness Is All Over Flowing」というラインは今年最も耳に残った一節となりました。

 どんな状況下においてもその場にすっと溶け込み、またどんな心理状態でも心の隙間にぴったりフィットする本作は、とにかく発売日から今日まで本当に何度も何度も繰り返し聴いてきた今年随一の愛聴盤。一生のお供になりそうな予感大ですね。



優秀ROCK/POPアルバム

 ベベウ・ジルベルトThere Will Be a LightStart From The Dark
 The Battle for EverythingLove, Angel, Music, Babyクローサー (初回生産限定スペシャル・プライス)
 Your Love, My Homeスタジオ 150Everybody Loves a Happy Ending

Bebel Gilberto / S.T.
Ben Harper & The Blind Boys of Alabama / There Will Be A Light
Europe / Start From The Dark
Five For Fighting / Battle For Everything
Gwen Stefani / Love Angel Music Baby
Josh Groban / Closer
Joshua Payne / Your Love, My Home
Paul Weller / Studio 150
Tears For Fears / Everybody Loves A Happy Ending

 感情移入しにくかったり、もともとChris Reaのような低音男性ボーカルを好む傾向が強いという理由から、これまではろくに女性ボーカル物を聴いてこなかったのですが、今年はKatie Meluaとの出会いで苦手意識が雲散霧消し、沢山の素晴しい女性アーティストに出会うことが出来ました。特にボサ・ノヴァの創始者Joan Gilbertoの愛娘Bebel Gilbertoによる2ndは梅雨~夏のじめじめした中でもこれをかけると途端に爽やかな風が吹くという奇跡の清涼剤で、実用性も併せ持つ好盤です(笑)。またつい最近リリースされたGwen Stefaniの1stソロは最新ビート、スカ・レゲエ、80'sポップス、原宿ギャルという彼女の興味・関心をミキサーにぶちこんで手荒くチョップ&スクリューした、まるでオモチャ箱をひっくり返したかのような賑やかさ。超ポップでありながら革新的という最高の一枚で、年末の疲労回復に非常に役立っています。

 また今年は嗜好がオヤジ化してきたのか、Katie Melua、Bebel GirbertoのようなJazzとPopsが交配して生まれ落ちた、いわゆる「癒し系」に心奪われた一年でもあり、ClassicとPopsの掛け合わせであるJosh Groban、Joshua Payneのアルバムもそうとう聴き込みました。オペラの声楽法でポップスというと大仰になりそうなもんですが、彼らはいたってカジュアルで、涼しげな顔から発せられる超人的美声には圧倒されまくり。生まれ変わるならJosh Grobanがいいと思う今日この頃です。

 そうして癒し系に傾きつつも80年代の輝きを取り戻し始めたハードロック・シーンもなかなか面白い物があり、中でも厨房時代によく聴いたTNTとEuropeの復活は個人的にビッグ・サプライズでした。TNTはアメリカで売れたいという一心で日本のファンの期待もよそにグランジっぽくなったりしていましたが、ようやく名盤『Intuition』に近い究極の美メロハードに戻り喝采を送られてましたね。しかし自分でも意外なことにTNTよりもはまったのがグランジに対するトラウマを未だ引きずったままのEuropeの12年ぶりとなる再結成アルバムでした。確かにJoey Tempestの喉の衰えは隠せないし、かつてのEuropeのサウンドを期待すると裏切られまくる内容なのですが、半音下げたJohn Norumのギターが思いのほか格好良かったこと、また「暗闇からの出発」というタイトル曲を筆頭に自分の今の心境にヤバイほど当てはまりすぎる歌詞にやられました。

 やられたという言えば、Ben HarperとBlind Boys of Alabamaのジョイント、そしてPaul Weller兄貴のカバーアルバムにも同じくやられました。Ben HarperとBlind Boysのゴスペル・アルバムはBen Harperが全面に出過ぎていて、もちょっとBlind Boysのソロをfeatureした方が良くなったように思いますが、それでも松阪牛とドンペリのような超贅沢な取り合わせには悶絶しました。Paul WellerのカバーはNeil YoungからGil-Scot Heronまで彼らしい選曲で、Joss Stoneとは比べ物にならないほど黒いブルー・アイド・ソウルに酔いしれました。



Honarable Mentions :

Alanis Morissette / So Called Chaos
Ash / Meltdown
Avril Lavigne / Under My Skin
Bruce Hornsby / Halcyon Days
Courtney Love / America's Sweetheart
Diana Krall / The Girl In The Other Room
Everlast / White Trash Beautiful
Hothouse Flowers / Into Your Heart
Keane / Hopes And Fears
The Killers / Hot Fuss
Morrissey / You Are The Quarry
N*E*R*D / Fly Or Die
Norah Jones / Feels Like Home
Ozomatli / Street Signs
Scissor Sisters / S.T.
TNT / My Religion
Vanessa Carlton / Harmonium

今年の10枚:R&B/SOUL編
今年の10枚:HIP-HOP編
今年の10枚:ROCK/POP編
今年の10枚:番外編
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コメント

大先生、遊びにきちゃいました。
Katie Melua、全然知りませんでした。この人、売れてるの?
あ~、もう本当に最近の音楽に疎くなったな~。
女性SSW好きとしては異様に気になってます。二人ほど気になってる新人はいるのですが、そちらもまだ未購入だし。
トホホ。

つうかTNT!『Intuition』は大名盤ですよね!
あれに戻ったのならぜひ聴いてみたいな~。
ちょっと前にKCRW?でベンハーパーとBBOAのジョイントスタジオライブが流れてましたよ。
見ました?
見てるでしょうね~、音源発掘博士だもんね(笑)。

キタガワ博士、いらっさい(笑)。

Katie Meluaは今年イギリスで四番目に売れたアルバムらしいですよ。
日本やアメリカにはその熱が全然伝わっていませんが(-ω-;)

TNTのIntuitionはHR原体験でありライブ初体験でもあるので
非常に思い入れ深い逸品ですね。
音的にはかなり嬉し恥ずかし80'sサウンドなので、
元メタラーならかなりイケルと思います。
バーンとかあっち界隈の人も大絶賛してましたよ。

BENちゃんとボーイズたちのジョイントライブは知りませんでした。
夏にフェスでかなり共演してましたよね。
それをちらっと見たぐらいかな。
個人的にBENちゃんのギターや楽曲は大好きなんですが、
歌がやや心許ないのでもっとボーイズに歌って欲しかったス。

http://www.kcrw.com/cgi-bin/db/kcrw.pl?show_code=mb&tmplt_type=program

ここで色々流れてます!
美味しいでっせ。

おー、これは知りませんでした。
ありがたや、ありがたや。
早速ブックマーク♪

どうもはじましてー
いつも拝見させて頂いていたのですが、なかなかコメントする
タイミングが見つからず、今回の年間ベストのコメントを頂き
ココぞと思いトラックバックさせて頂きました(笑)

で、どの部門にトラックバックするか迷ったのですが
ウチではロック系が若干上位ぎみだったのでコチラに。

しかし、番外編あわせて4部門もの年間ベストを作成されるのには
ホント頭が下がりますー。スゴイ色々と聴かれているのにビックリです。

今年はJill ScottやAngie Stone等のネオソウル勢や
5年ぶりのMos Defのブラックロックな新作など結構聴きごたえのある
アルバムがあったので個人的にはなかなかの1年でした。

今後も遊びに行かせて頂きますのでヨロシクお願い致します。

RE:common19さん

あら、いらして下さってたんですね。
どうぞどうぞ気軽になんでも書き散らしていってください。
ボクもcommon19さんのとこに書き込んだのは
今回が初めてですが(笑)。

もともとロックがお好きなんですか?
ボクも昔は黒人音楽よりロック、ポップス系統が
好きで、いまその中間が特に好きなのはそういう
経歴があるからだと思います。

今年は去年停滞気味でどこの馬の骨かわからない
新人が乱立したネオソウルが勢いを取り返した
ように思いますね。
それからヒップホップもThe Root, Mos, Talib,
Kanye, De La Soul, Cee-Loなどが一斉に新譜を
出して充実してました。
来年は遅れてるCommonやBlack Eyed Peasが
楽しみですね。

ではではこれからもヨロシクですー☆

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2004年度、アルバムベスト10

リンクさせて頂いているFREE&EASYさんで本年度のALBUM OF THE YEAR 2004を書かれていたので、よしウチもと思い書いてるうちにベスト10なのかわからなくなってきました...。気がつけばアレもあるし、これも忘れてたーってな感じで。しかし、この10枚はよく聴いたことに間違い

2004年下半期ベスト10

上半期に引き続き下半期も挙げてみました。上半期同様、私が今年下半期に夢中になって聴いてたアルバムを挙げてますので、今年リリースではないものも含まれてます。 1位 Youth & Young Manhood / Kings of Leon 2位 22-20s / 22-20s 3位 Show & Tell / SILVERTIDE 4位 e

Katie Meluaはイイ! そしてMike Battはやっぱりイイッ!

オルタナソウルエイリアンさんとこ(うちのアイドル部門がソウル・ミュージックに切り

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