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  Jin / The Rest Is History

 The Rest Is History

こちらでフル試聴できます。

 BET主催のフリースタイル・バトルで7週連続勝ち抜いたマイアミ生まれの中国系MC=Jinの1stアルバムが先日リリースされましたが、ビルボード初登場54位と前評判の割に振るいませんでした。実売はデータが掲載されていなかったのでわかりませんが、恐らく2万~3万の間だろうと思います。

 Sawney Bean's Caveさんが書かれているようにUTADAはもちろんのこと、LOUDNESSや女子十二楽坊の記録はあっさりクリアーしたんですが、アメリカン・アイドルから生まれた色物シンガー=William Hungの初登場34位という記録には遠く及ばす。うーむ、まともなアジア系がアメリカでメインストリームに躍り出るのは想像以上に厳しいみたい。

 で、Jinのデビュー作なんですが、MCバトルあがりの黒人ラッパーの大半がそうであるようにただ暴力的なコトバを吐いて相手を威嚇するのではなく、ユーモアととんちで論理的にギャフンと言わせるクレバーさが光ってます。さながら一休さんみたいで愉快痛快。でもトラックの相性があまりよろしくないなぁ。

 まず所属するNYヨンカースのヒップホップ集団=Ruff Rydersの専属プロデューサー=Swizz Beats周辺が作るデジタルな音はもともとDMXやThe Loxのようなハードコア・スタイル向きで、Jinのような声やフロウにとりたてて特徴のない線の細いラッパーには軽すぎるんですよね。それからJinと同じくらい前評判が高かったライミング・アニマル=Canibusのデビュー作をコケさせた前科を持つWyclef Jean製作の"Learn Chinese"は意外と良い出来ですが、Kanye WestやJust Blazeら売れっ子が手がけたトラックはどれも出涸らしのまた出涸らしのようなしょぼすぎる内容。舐められてるんちゃうか?とすら思ってしまいました。

 そもそもRuff Rydersってのがサウンド面のみならず、イメージ的にもJinの本来のスタイルとはかけ離れすぎてるんですよね。たとえるなら一休さんが北斗の拳の世界で孤軍奮闘しているような違和感。本来ならThe RootsやCommonあたりとつるんでもおかしくないくらいの知性派なのに、なにを血迷ったか武闘派に所属してしまった。それがために本来囲い込めるはずの潜在的なリスナーまで逃しちゃったというのが、今回伸び悩んだ最大の要因じゃないでしょうか。
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