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  Raphael Saadiq / Raphael Saadiq As Ray Ray

 Ray Ray

 弱冠18歳でPrinceのツアーにベーシストとして参加しキャリアスタート。その後、兄のDwayin WigginsらとTony Toni Toneを結成して名盤『Sons of Soul』('93) でNew Classic Soulムーヴメントの土台を築き、トニーズ解散後もThe Roots、D'Angelo、Kelis、Nappy Roots、Toshi Kubotaらのプロデューサーとして確固たる地位を気付く一方、En VogueのDawn Robinson、ATCQのAli Shaheed Muhammadらとスーパー・ユニット=Lucy Pearlを結成するなど10年以上に渡ってシーンの最前線で大活躍を続けているRaphael Saadiqが2ndソロ・アルバムを発表した。

 70年代の黒人向け映画=Blaxploitation Filmがテーマということで、M1では銃声や爆発音が鳴り響く中、「Raphael Saadiq演じるはRay Ray!」という激シブの男性ナレーションに導かれて本作の主役=Raphaelが颯爽と登場。「Ray Rayのテーマ」と名付けられたM2ではLucy Pearlへの加入も噂された女性ボーカリスト=Joyと、A Taste of Honeyによる1978年の全米No.1ヒット"今夜はブギウギウギ"を彷彿させるディスコ・ファンクを展開する。続くM3では昨今Neo-Soul系のアーティストを中心に再評価著しいShuggie Otisの名をタイトルに冠し、彼譲りのフリーキーなギターをfeature。こちらも70's スタイルのクールなナンバーだ。

 以降、キュートで優しいメロディーをもったラブソングM4、Raphael & Babyfaceという新旧童顔&少年ボイスによる奇跡の初共演となったM8、「愛のライフルで僕のハートを撃ち抜いてよ」という内容に合わせてリアルな銃声(撃鉄を起こす音までしっかり入っている)をビート代わりにサンプリングした刺激的なM9、Curtis Mayfieldを模した裏声で無責任な黒人男性に子供の面倒を見るよう促しつつ、彼らの精神的自立を助けることも必要と訴えかける社会派ナンバーM13、ガット・ギターによるアルペジオに揺らめくフェンダー・ローズとシンプルなビートで味付けした感傷的なフォーク・バラッドM14と全編に渡って聞きどころ満載の内容となっている。

 しかしブラス、ストリングス、女性ボーカルを配した派手な飾り付けや、ベース・ラインを強調したファンキーなグルーヴによって、全体的に70'sソウル、ファンク、ディスコの雰囲気を醸し出すことに成功している一方、Curtis Mayfieldの『Superfly』やIssac Hayesの『Shaft』といったBlaxploitationの名作サウンドトラックに共通して宿る、前につんのめって転がっていくような疾走感、ハラハラドキドキ手に汗握るような臨場感はあまりなく、逆にまったりレイドバックしたリラックス・ムードが漂っている。このあたりNeo-Soul世代の独自性ととるか、中途半端ととるか、リスナーによって評価はまちまちだろうが、Blaxploitation Filmと聞くと真っ先に猥雑で怪しげなどす黒い雰囲気を連想する自分としてはやや物足りなさを感じた。
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