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  史上最強のヘタレ歌手 - William Hung

 彼の名前はウィリアム・ハン。そして、彼が受けたオーディション番組の名前は「アメリカン・アイドル」。ごく普通のウィリアムは、ごく普通に歌手になることを夢見、ごく普通にオーディションを受けました。でも、ただひとつ違っていたのは、ウィリアムは超音痴だったのです。

 ビルボード最新号のアルバム・チャートにおいて、新人歌手=ウィリアム・ハンのデビュー・アルバム『Inspiration』が一週間で4万枚弱の好セールスを記録し、初登場39位と幸先の良いスタートを切った。これはアジア人アーティストとしてはここ数十年でも最高の記録となる。昨年ジンというアジア系ラッパーがその名も”Learn Chinese"という楽曲で一部の耳早いリスナーに絶賛され、米国で本格的ブレイクを果たす最初のアジア系アーティストになるのではないかと目されていたが、その彼をも出し抜いた形だ。しかしウィリアムのブレイクには同じアジア人として素直に喜べない背景がある。というのも、ウィリアム・ハンはおよそ考え得る全てのヘタレ要素を兼ね備えた、超色物アーティストだからだ。

 ウィリアムの伝説は米国版ASAYANとして知られる「アメリカン・アイドル」に彼が何をどう間違ったか出場してしまったところから始まる。そう、これまでケリー・クラークソン、クレイ・エイケン、ルーベン・スタッダード等を輩出した人気オーディション番組だ。その場でウィリアムは名門カリフォルニア大学バークレー校で土木工学を学ぶ学生であるが歌を一生の仕事にしたいと話し、リッキー・マーティンのヒット曲"She Bangs"をポーラ・アブドゥルら激辛審査員たちを前に堂々とアカペラで1コーラス、奇妙な振り付きで歌いきった。その音階を完全無視した調子っぱずれの歌は三人の審査員のみならず、全米中の視聴者を悶絶させ、さらに自分が歌が上手いと信じて疑わない妙にポジティヴ・シンキングな彼の天然キャラクターは彼らを笑い死に寸前にまで追い込んだ。また細目で出っ歯、七三分けでお腹がぽっこりという、一昔前の黄色人種に対するステレオタイプを見事なまでに踏襲した彼の奇跡的なルックスは彼を「笑いの神」の領域まで引き上げ、ネットを中心にアメリカ中が彼の話題で持ちきりとなった。一躍時の人となった彼はあちこちのメディアに引っ張りだことなり、その勢いは未だ止まるところを知らず、それどころか遂にレコード・デビューまで果たしてしまったのである。

 より詳しいストーリーは日本におけるウィリアム・ハン研究の第一人者=Sawney Bean’s Caféさんの日刊ウィリアム・ハン通信をご覧あれ。新しい記事が上に来ているので、一番下のオーディション初登場動画(お手製字幕付き!)からご覧になることをお薦めする。もっとウィリアムのことを知りたい!とヘタレ中毒症状をきたした方は公式サイトへどうぞ。

 私見としてはステレオタイプの偏見を助長するとか、人種差別に繋がる恐れがあるとかそういう以前に、見ていて痛々しいんだけど・・・(苦笑)。でもまぁ本人が楽しんでればいいのかな。綺麗なお姉ちゃんに囲まれて幸せそうだし、結構なお金にもなるだろうし…。正直羨ましいぞ(笑)。
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